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 ヤイマ!先人達が連綿と受け継いできた空手は、厳しい稽古を受け、伝統を継承し実践する若手の育成をする事が古来より沖縄が生んだかけがえのない武道文化だと思います。
​2020年には東京オリンピックでの正式競技として決定し、競技の面において今や国内のみならず世界のスポーツとして世界百数十ヵ国、数千万人の愛好者がいると言われています。ところが競技に偏重するあまり、本来の精神修養、礼節の面がおざなりにされている事は残念でなりません。
 屋比久流心拳八重山拳法王道会総本部道場の創始者屋比久正勝宗家が一貫して私達拳士に訓育した事は、屋比久流八重山拳法の修養を通じて、心身を錬磨し、武の強さに奢ることなく世の為人の為に尽くす大器人となれ。少年少女拳士には拳法を通じて突き蹴り足さばきは勿論、一番大切なのは心であり、どんな立派な技と体があっても心の伴わなければ立派な人間にはなれない事、八重山拳法を修養する事は相手を倒すことだけに専念するのではなく自分自身の身体と心を鍛える事だと。
 屋比久流心拳八重山拳法王道会総本部道場を2007年10月に継承して以来、2013年には屋比久正勝宗家も他界され、会を率いる使命と責任の重さを痛感しております。しかしながら、武道に携わる者として宗家の志を受け継ぎ努力精進すべきかと思います。
改めて研鑽を積み上げ、今後もヤイマ島の青少年育成に頑張っていく決意です。

​玻名城哲夫十段 二代目会長より挨拶

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